TOEIC 900点への道 ~文法力アップ

TOEIC 900点をクリアするためには、自分に欠けている力のひとつである文法力をどう強化するかが大きな課題でした。
前の記事にも書きましたが、「とりあえず読めればいい」という感覚で英語を勉強してきたので、体系的に筋の通った形で文法を学ぶ、というのことを完全にサボっていたためです。

TOEICや英検では、文法力がいい加減でも書かれている/話されていることの意味がある程度理解できればそこそこの点数がとれますが、結局は「そこそこ」までしか行けません。

で、ともかく一からきちんと学び直す必要がある、と思って買い込んだのがこの1冊。

英文法解説
江川 泰一郎
4760820094

英文法の参考書は何種類もありますが、その中でなぜこれを選んだかは正直よく覚えていません。
たまたまどこかで推薦しているのを読んだためだったと思います。

この本、本文は全部で約500ページあるのですが、これを約3ヶ月ほどかけて2回通読しました。
単に読み進めるだけでなく、例文をひとつひとつきちんと読み込み、別の項目を参照するよう指示があればその項目と見比べていきます。特に2回目以降はこの「関連する項目をあちこち参照する」ことが多くなり、予定通りのページ数進まない日が結構ありました。

これをやったおかげで、それまでは高校までに習った文法知識が断片的に点として存在しているだけだったものが線でつながり、さらにひとつの面を形作るようになりました。それぞれの文法事項の関連性が見えるようになってきたことで、初めて文法をひとつの「システム」として把握できるようになった訳です。

後は、これを試験で点数を取るためのスキルに応用していく作業です。
TOEICの文法分野に関する問題集を買って、片っ端から解いて行きます。もちろん、答え合わせのときには「英文法解説」を参照しながら、です。

TOEIC/英検に向けた勉強で、自分にとって一番大きな意味があったのがこの文法の学習でした。
何というか、勘と手探りで英語の世界をウロウロしていたところに、いきなり詳しい地図を与えられたような感じ、でしょうか。

これは間違いなくお勧めできる方法です。
実は自分も、改めて同じ方法で復習しようか、と思っているところだったりするんですが……。

次回はボキャブラリの強化についてお話します。

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