今月読んだ本 – 2013年1月(その1)


結構ハードな1ヶ月だったので、息抜きに「剣客商売」シリーズばかり読んでたような気がしますが……。

とりあえず、何とか読了できた中からピックアップ。

Guns (Kindle Single)
Stephen King
B00B53IW9W

スティーブン・キングが銃規制について書いたエッセイ。

銃規制反対派の主張に対してていねいに反論する一方、「膨大な数の銃がすでに出まわっちゃってるんだから、規制してもそう簡単に効果は上がらない」という醒めた見方もしています。
何というか、現状への深い絶望感の中から、それでも多少なりともマシな方向に動くことを期待している、という感じでしょうか。

アメリカの銃社会の現状に対する社会心理的な洞察もあり、そういう面での資料としても役立つかもしれません。

The Moneyless Man: A Year of Freeconomic Living
Mark Boyle
1851687874

邦訳はこちら(未読)。
ぼくはお金を使わずに生きることにした
マーク ボイル 吉田 奈緒子
4314010878

イギリスのある青年がお金を一切使わずに1年間暮らしてみた記録。

基本的に自給自足と物々交換、それから周囲の人の善意によって暮らしていくワケですが、おそらく、「やっぱり無理があるよな」と「やればできるじゃないか」の両方の見方があり得るんだろうな、というところ。

とりあえず「お金ありき」で回っている現在の社会で、純粋にお金と無関係に暮らすことは不可能なワケで、そのことについては筆者もきちんと認識して本の中で触れています。
逆にそういう社会と隔絶することなしにただ一人「お金を使わない」という選択をするとどうなるのか、というこのやり方が、現代社会における「お金」の意義を再考させることにつながっている、と感じます。

「手段」としてよりもそれ自体が「目的」となってしまっている「お金」の現状とその未来、そしてそれに対する自分のスタンスを考えるのに良い一冊です。

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