e-Taxの微妙に使えないところ


自営業者にとって毎年毎年面倒くさい確定申告ですが、それをずいぶんとラクにしてくれるのがe-Tax、のはずなんですが……。
微妙なところで「こいつ、使えねぇな」と思わざるを得ないところがあります。

ウチが何度か遭遇して困っているのが、

申告書の「収入金額(=売上高)」より、支払調書(源泉徴収票)の「支払金額(=回収した売掛金)」の合計額の方が大きいと「誤りである」として受け付けてくれない

という謎仕様。

売上を計上する期間と、その売上に対する売掛金が入金される期間はだいたい1~3ヶ月くらいずれますから、同じ期間(たとえば1年間)について見るとこの2つの数字は必ずしも一致しません。
たとえば11月・12月にドカンと売上が立つと、翌年の1~2月の入金がドンと増えます。翌年1年間の売上が少なければ、その年については「売上<回収金額」という状況が発生します。

これって、記帳・決算は発生主義、支払調書の発行は支払主義でやっている以上、当たり前に発生する事態ですよね……?

にもかかわらず、e-Taxの申告書作成システムは、この状況は「おかしい」と判断する仕様になっている模様。

で、ウチではどうしているかと言うと

e-Tax様が受け付けてくれるように数字をいじって申告書を作成・出力し、それを手書きで修正して提出

しています。

何だか釈然としませんが、所轄の税務署に相談に行ったときに指示された方法なので、これまでこの方法で数回申告を行ってます。

電子申告にしてしまえば、申告書を提出しに行く手間も省けるし、いろいろ便利になるはずなんですが、この点に引っかかっているためウチでは未だに移行に踏み切れないでいます。

来年は電子申告にしてみて、こういう事態になったら「数字をいじった申告書をそのまま提出してみて様子を見る」というのをやってみるか、とも思ったりするのですが……。

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e-Taxの微妙に使えないところ への2件のフィードバック

  1. junkot のコメント:

    こんにちは。Twitter (@junkot_apple) では一度か二度リプライをいただいたことがあると思います。

    記事を拝見して、「おなじ、おなじ」と思ったのでコメントさせていただきます。

    Ohkoshi さんはいったん数字をいじってe-Taxをクリアしてから、改めて帳簿に合わせて修正するということをやっていらっしゃるのでしょうか。たぶん、「数字をいじった申告書をそのまま提出」して大丈夫だと思います。私はそうしています。

    私が所轄の税務署に相談したときには、「帳簿は今までどおりでいいので、決算書を作成するときだけ支払調書に合わせてください」と言われました。「数字をいじる」ということ自体が面倒なんですが、そこをクリアされたのならそのまま送信できるはずです。(こちらの帳簿との食い違いなど、e-Tax にはわからないはずなので)

    とはいえ、e-Tax 利用者には私たちのようなフリーランスがかなりの割合いるはずなので、「数字をいじる」方向ではなく、「e-Tax の挙動を改善する」方を検討してもらいたいとは思います。

    • M. Ohkoshi のコメント:

      junkot さん、コメントありがとうございます。

      ウチは、e-Taxの数字をいじっておいて申告書を「紙に印刷」し、手書きで修正して税務署に持って行ってます。アナログな対応が最終的には一番確実な気がするので。

      電子申告なら支払い調書の添付は不要ですし、受け取った報酬の「支払額」部分をいじった状態で提出しても問題ないんでしょうね。
      たとえば税務調査が入った場合でも、調査の対象になるのは基本的に経理・決算の内容だけでしょうから。

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