今月読んだ本-2013年3月


年度末ということもあってまとまった読書時間が取りにくく、どうしても比較的短い時間で読了してしまえるタイプの本を手にすることが増えている今日この頃。
読みかけの洋書が何冊もたまってきてるので、何とかしないと……。

本のある生活 ―本活のすすめ
財津正人
4906380921

Kindleの上陸で(何度目かの)「電子書籍元年」と言われた2012年。
しかし、これから先の書籍・出版については、供給側(出版社・流通関係)の視点からさまざまなことが言われるものの、「本」の現状と将来像が読み手側も含めた俯瞰で語られることはまだあまりないように思えます。

そういう点ではこの本は(現時点での)決定版です。

出版・書籍流通のビジネス面から、「本好き」の想いや読書という行為についてのあれこれなど、「(電子書籍を含めた)本の『今』」を考えるには最適の一冊。

本好きなら、是非。

 

おしゃべりなひろしま手みやげ(発行:本分社)
一文字 弥太郎 岡 佳奈
4864850038

「本のある生活」の財津さんが社長を務める本分社の本。
レビューについては別記事に書いたので、そちらをごらんください。

 

評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている
岡田 斗司夫
4478015880

今の社会は「価値あるもの」とされるものが大きく変わる「パラダイム・シフト」の真っ只中にある、という刺激的な本。

細かく見れば、歴史的な流れや現時点での主流である貨幣経済の行方など、ちょっと論理的にアヤシゲな点もあります。
しかし、少なくとも社会の一部では、この本に描かれているような方向への流れが着実に進んでいるのも事実でしょう。

Twitterにつらつらとアップした読書メモをTogetterでまとめましたので、そちらもご覧ください。
岡田斗司夫「評価経済社会」個人的読書メモ

 

評価と贈与の経済学
内田樹 岡田斗司夫 FREEex
B00BVM9K66

上の「評価経済社会」の流れで読んだ1冊。

「価値観の多様化」といったことが言われ始めてからかなりの時間が経っているような気がしますが、この対談を読んでいると、そういう「多様な価値基準」による価値交換(つまりは経済活動)が現実のものになり、今後はそれが主流になっていきそうな可能性を感じます。

「多様な価値観がある」ということは、「この世の中に自分が役に立てるところがたくさんある」ということ。
この本の核になるメッセージはこれなんだと思います。

見方はいろいろ分かれるでしょうが、とりあえず一読をお勧めします。

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