「現場」を感じる力
新・実用英語ハンドブック
井本 太郎 林 純三

元々、会社員時代にはいわゆる「技術系」の職種を歩いて来たため、契約書や約款、財務関係の文書などとは縁遠く過ごしてきた。
そのため、この仕事を始めてしばらくは、この手の文書を翻訳する案件が入ってきたときにはかなり苦労したものである。
何しろ、日本語のその手の文書に馴染みが薄いワケだから、「こういう場合にはこのような言い回しをする」というのがわからない。
幸い、この手のビジネス系文書については、英語・日本語のさまざまな例文を集めた解説書が出ているので、それをとっかえひっかえしながら手探りでやっているうちに、何となくカタチにできるようになってはきたのだが……。
どうしてもこの種のビジネス系文書(特に契約書など)の場合、さまざまな権利/義務関係を規定する内容のものが多いので、用語や表現について技術系の文書とは少し違った厳密さが要求される。
この類の文書に限らないが、そのあたりの「厳密さ」に対する見極めを誤ると大変なことになる場合もある。
そういう「見極めどころ」を判断する能力というのは一種の「嗅覚」のようなものなので、やはり「現場」感覚が欠けているとどうしても精度が低くなる。
そういう「現場感覚の不足」を埋めてくれる良い資料が、この「ハンドブック」だ。
単なる例文集ではなく、現場で使えるように編集された「ハンドブック」なので、使い方によっては「現場感覚」を疑似体験することが可能である。
ウチではCD-ROM版を使っているが、本当にこの本の良さを活かそうと思ったら、辞書を引く感覚で使うより、書籍版で内容を「きちんと読む」方が良いかもしれない。
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2008-02-29 10:19 pm | Bookshelf/ ビジネス・法律経済 | No Comments »
