先週末にアップされたこの記事が(特にFacebook界隈で)バズってますね。
Facebookに注意!「公開」はトラブルの元 : サイバー護身術 : セキュリティー : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
書かれていることはすでに以前からあちこちで指摘されてたことで、目新しくはありません。
しかし、↓のような感覚が広がっているのを考えると、どれだけ注意喚起してもやり過ぎってことはないでしょう。
特にこの感覚はモバイルを利用してネットを使ってる若年層に顕著。その事について聞いてみたら『だって携帯電話って他の人に通話聞かれないじゃん。携帯なんだからTwitterとかLINEも同じでしょ?』という回答が…この辺の感覚は共通。もう完全に社会論とかじゃなくて“知識の有無”の問題。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) August 22, 2013
ここまでヒドくはなくても、SNSについての錯覚は誰にでも起こりうるんだと思います。
フツーの人のSNS上での交流って、それほど広範囲にわたるワケではありませんから、そこがクローズドな世界だと錯覚しても仕方がないでしょう。
上記の読売の記事をFacebookでシェアして注意喚起している人が、Twitterで
「オイラがこの人の顧客としてその発言聞いたら、かなり引くわ~」
という内容のツイートを実名でしてたり。
そういうのを見ると、SNSを「閉じた世界」と錯覚してしまうのって、避けがたい宿業みたいなものなんだと思った方がいいんじゃなかろうか、という気がします。
何というか、テクニック的なこと以前に、「SNSの向こう側にいるまだ知らない誰か」をきちんと意識する、というマインドの部分がまず重要なんじゃないですかね。
以上、風通しの悪いタコツボが嫌いな大越でした。