決断を下さなければならないことがいろいろと重なって、知恵熱が出そうな大越です。
そんなことはさておき……。
芯ホルダーの中でも2mm径の芯ホルダーは最も一般的なもので、さまざまなメーカーのものが売られていて価格も手ごろなので、いつの間にかコレクションが増えてしまっております。
その中でお気に入りのひとつがBiCの「クリテリウム」。
本体はシルバーめっきのABS樹脂製。いわゆる「プラスチック」ですな。
軸の太さは約8.5mm。一般的な鉛筆の太さが約7mm程度なので、やや太目です。
大きめの金属製クリップが付いているせいか、「プラスチック」製にしてはやや重く感じられ、重心も少し後ろ寄りにある感じです。
私の持ち方だと、ちょうどいいポイントに重心がくるので、やや太目の軸と合わせて非常に良い感触です。
この「クリテリウム」、ノック部がかなり重く、押し込むのに結構力が必要です。
芯をホールドする力も強く、軟らかめの芯だと表面にチャックの溝の跡が刻まれる程。
ただ、どういうワケか、使っても金属製の芯ホルダーと比べると、同じ芯を使っても書くときにひっかかる、と言うか、なめらかに滑らずカシカシとした摩擦を感じるんですよね……。
コヒノール「VERSATIL 5216」やカランダッシュ「FIXPENCIL」などの金属製芯ホルダーだけでなく、プラスチック軸ですが芯をホールドする部分がローレット加工した金属でできている三菱uniの芯ホルダーと比べても、ほんの少しですがすべりが悪く感じます。
やはり軽くて剛性が若干低いプラスチック軸なのが原因なんでしょうかね?
本物の鉛筆っぽい感触で良い感じ、と言えなくもないんですが、微妙に不満と言えば不満。
サイズは私の好みにぴったりなので、ここはひとつ、廃番になってしまったアルミ軸の「クリテリウム」を復活させてくれませんかねぇ > BiCさん。
(ムリだろうなぁ……)