1日の中で、何か「書いてる」時間が一番長い気がする大越です。
先日「Sublime Text 2」が英文を書くのに良かった、という記事をアップしました。
ただ、 「Sublime Text 2」は日本語への対応が今ひとつ。
プラグインを入れればインライン入力できますが、表示が何だかぎこちなくて書くことに没頭できません。
さらにシンプルに「文章を書く」という行為に没頭できるエディタを探していて見つけたのが「CreaWriter」。
「OmmWriter」と並ぶシンプルなエディタ
ウィンドウ枠もなければメニューバー、ツールバーもないフルスクリーン表示のみ、というシンプルなエディタです。
同様のコンセプトのエディタとしては「OmmWriter」が有名です。
基本、Macベースのアプリケーションで、一応Windows版もあります。
ただ、以前使ってみたところMac版の評判から想像していたものとは微妙に違う感じがしたためお蔵入りに。
この「CreaWriter」は、WindowsでOmmWriterに代わるものとして、勧めているサイトが多数あるソフトです。
ともかく「書く」ことに集中するための画面構成
背景にテキストフィールドがポンと配置してあるだけで、「書く」以外のことに意識を分散させる要素はありません。
デフォルト状態では、起動すると波の音がBGMとして流れてきます。
これは個人的には眠くなりそうでイマイチなので即座にOFF。
表示されるボタンは最小限で、それもテキストフィールドからカーソルが外れたとき(テキストフィールド以外の部分にマウスオーバーしたとき)にだけ表示されます。
また、テキストフィールドにはスクロールバーもなく、マウスのホイールでのスクロールもできません。
使っている雰囲気としてはタイプライターに近い感じで、とにかく書いている文章に集中できます。
日本語フォントはMS Pゴシック一択
難点は表示されるフォント。
もともと1バイトの英数字でも、字体3種類とサイズ3種類が選べるに過ぎませんが、日本語だとMS Pゴシック一択になってしまいます。
せめてゴシック系と明朝系1種類ずつくらいは選択したいもの。
また、2バイト文字と1バイト文字を混在させた状態でフォントを変更すると、その時点までに入力されていた1バイト文字のフォントは変更されるのですが、その後に入力した文字はMS Pゴシックに戻ってしまいます。
十分に検証していませんが、このあたりの挙動はOSや環境によって異なってくるようです。
寄付をすると機能がアップ
フリーソフトですが、寄付をすると使える機能が増えるようです。
(www.creawriter.comのトップページを参照)
ワードカウントや作業時間/休憩時間をカウントするタイマー(Break Timer)が使えるようなので、「モノ書き」仕事には重宝しそう。
Webで調べ物をしつつ書くような場合には適していませんが、きっちりと文章だけに集中したいときや、シンプルにアイデアを書き留めたいときには第一の選択肢になりそうです。