今年こそは確定申告を早めに終わらせようと思いつつ、毎年期日まぎわの提出になっている大越です。
ホントに毎年、後手後手にまわって最後にバタバタしてしまうんですよね。
e-Taxでの申告も、準備をしようと思いつつ後回しにしているウチに「もうそれどころじゃない!」時期になってしまっている、というのを繰り返しておりまして。
で、今年は早めに動こう、ということで、まず準備の必要な「住民基本台帳カード(住基カード)」と「電子証明書」の申請に行ってきました。
e-Tax(正式名称は「国税電子申告・納税システム」と言うらしい)の使い方については、国税庁の専用サイトにQ&Aその他の情報が掲載されています。
ただ、どうも情報がうまくまとまっていなくて、やるべきことの流れがわかりづらいんですよね……。
なので、備忘録もかねて、自分のケースをまとめておくことにします。
(「個人」として申告するケースです)
まずは住基カードの申請から
e-Taxでの申告には、申告者のIDとなる「電子証明書」が必要。
この「電子証明書」、要するに「『電子』データ」なのでそれを入れておく「入れ物」が必要になります。
「入れ物」にはICカードが使われ、個人の場合には「住民基本台帳カード(住基カード)」を使うのが一番便利。
e-Taxのサイトでは、この「入れ物」についての説明がなく、いきなり「電子証明書の取得」から説明が始まってます。
これ、「電子証明書とは何か」がすでにわかっている人ならいいんでしょうが、そうでない人にとってはものすごく不親切な説明の仕方だと思います。
後の方で「ICカードリーダーが必要」という説明が出てきて、ようやく電子証明書とは何か、どうやって使うかがおぼろげにわかってくる、といったところでしょう。
個人での電子証明書の利用については、まず公的個人認証サービスのポータルサイトを見ることをお勧めします。
e-Taxを本気で普及させるなら、まずこのあたりの改善が必要でしょう。
住基カードの申請自体はとても簡単。
住民票のある自治体の窓口で、申請書に記入して提出するだけ。
運転免許証などの身分証明書の提示は必要ですが、手続き自体は住民票の取得と変わりません。
発行してもらったカードに機械で暗証番号(数字4桁)を登録して、手続きは完了です。
個人の電子証明書も自治体で
続いては電子証明書の取得申請です。
e-Taxのサイトには、利用できる証明書がいくつか紹介されていますが、個人で使うなら地方自治体による「公的個人認証サービス」使うのが一番簡単で安上がり。
この証明書、その人の氏名、性別、生年月日、住所を自治体が「証明」するもの。
(証明内容を記載した「写し」の紙を発行してくれます)
これも申請自体は申請書に記入して提出するだけ。
受け取りに当たっては2種類の身分証明書が必要ですが、1種類しかない場合でも本人同定のための質問に答えることで代わりになるようです。
(このあたりは自治体によって運用が違うかもしれません)
発行してもらった住基カードに証明書の内容を登録して、証明書のパスワード(英数字4~16桁)を登録して完了。
住基カードと電子証明書の申請・発行でかかった時間は20分弱。
思ったよりも簡単で、拍子抜けしました。
費用は住基カードの発行手数料が500円、電子証明書の発行が500円の計1000円。
(広島市の場合。おそらくどの自治体でも同程度でしょう)
続いては、この電子証明書を使ってe-Taxソフトで確定申告の作業になりますが、そちらはまた別記事で。
とは言え、その前に決算をきちんとしないといけないので、ちょっと先のことになってしまいそうですが。
ともあれ、これでとりあえず確定申告の作業を基本的に自宅のデスクですべて完了させる目処が立ったので、ことしはさっさと進めてしまいたいですなぁ……。