メインマシンをUbuntu Linuxにしてから約1ヶ月。
ぼちぼちと手を入れながら使っております。
ようやくいろいろと慣れてきて、もろもろの使い方も固まってきたところではあるのですが、基本的な機能である日本語入力周りで不満がでてきたのでちょっと手を入れてみました。
以前の記事にも書いた通り、Ubuntuを入れた直後に日本語入力環境としてuim-mozcを導入しました。
機能や使い勝手はこれでOKなんですが、画面の表示に不具合が……。
通知エリアのボタン表示が重なってしまう?
Xfceのパネルにいれた通知エリア(Windowsでいうところの「タスクトレイ」みたいなもの)にIMEの状態を表示させているのですが、これがどうもうまくいきません。
IMEがオンのときにはひらがなの「あ」が、オフの時には直接入力を示す横向き矢印「←」が表示されるはずのボタンが、IMEのオン/オフを切り替えると「あ」と「←」が重なったような表示になってしまいます。
この他にも、ボタンのアイコンがきれいに表示されず、選択しているモードがよくわからなくなるという困った状態に。
特に、韓国語(ハングル)用のIMEを追加したら症状がひどくなり、設定のややこしさもあったのでIMを乗り換えてしまうことにしました。
乗り換え先のIMはmozcがあるfcitx
IMEとしてはなんだかんだで今のところmozcが一番使いやすいので、これに対応しているIMを選ぶことになります。
scimも入れてみたのですが、mozcを入れる段階でつまづいたため、あっさりと日和ってfcitxを入れてみました。
Ubuntuソフトウェアセンターで「fcitx」「fcitx-mozc」で検索してインストール。
これが大正解。
通知パネルに表示されるアイコンを右クリックして出てくるメニューはわかりやすいですし、mozcの設定も素直にGUIから可能。
uimではなぜかGUI上で編集できなかったローマ字テーブルの編集も可能です。
また、Windowsの「言語バー」のような「システムトレイアイコン」も表示させることができるので、随分と便利です。
難点は変換候補ウィンドウの位置
とは言え、難点がひとつ。
インライン変換は可能なのですが、変換候補ウィンドウが入力位置ではなく、入力をしているウィンドウの左下隅付近に表示されます。
uimでもアプリケーションによっては出ていた問題ではあるんですが、fcitxでは入力位置に候補ウィンドウが表示されるケースの方が少ない感じです。
アプリケーションによって挙動が違うので単純にfcitxだけに原因があるワケではないんでしょうが……。
まぁ、この症状、uimでもウチで一番使用している時間が長いと思われるアプリケーションである翻訳支援ツールの「OmegaT」で出てました。なので、あらかた慣れてしまっているので「こういうものだ」と思って使えばそれほど苦にはなりません。
ただ、こういうあたり、いくらとっつきやすくなってきているとはいえ、おいそれと人にLinuxを勧められない理由になってくるんですよね……。