怒涛のごとき仕事の波と確定申告の作業をくぐり抜けて、ようやく新しいメインマシンの本格的な環境設定に着手しました。
今日になって、仕事に必要なもろもろの環境を一応整えることができました。
まだいろいろと微調整が必要な点も多いのですが、初めてとなるLinux(Ubuntu)による作業環境を何とか整えることができたのでひと安心。
備忘録として記録しておきたいことが多数あるのですが、順不同でぼちぼちとまとめていきたいと思います。
起動時のドライブのマウント
WindowsからUnixにして戸惑ったのがドライブのマウント。
Unixの場合、起動ドライブ以外は明示的に「マウント」しないとシステムから使うことができません。
ドライブ内のファイルを直接操作するためにデスクトップのドライブアイコンをダブルクリックしたりファイラーから開いたりするとマウント処理が行われるのであまり意識しないのですが……。
「ドライブが自動ではマウントされない」ことで問題が出たのがThunderbirdとEBView(EPWING/EB形式の辞書ビューア)。
Thunderbirdはプロファイルが格納されたドライブがマウントされていない状態で起動すると「プロファイルが見つからない」というエラーを出して止まってしまいます。
EBViewは検索対象の辞書データが入ったドライブがマウントされていないと「辞書が見つからない」というエラーが発生します。
いずれも再度プロファイルを作りなおしたり辞書データの場所を指定したりすることで(この処理をすると、当該のドライブが(自動的に)マウントされます)正常に動作するようになります。
しかし、一度PCをシャットダウンすると元に戻ってしまうため何が原因か悩んでおりました。
「ドライブのマウント」という問題に思い当たって、起動時に各ドライブを自動的にマウントするように設定して、無事問題解決。
このページを参考にしました。
UbuntuのHDD管理 その1 – HDDの管理方法
いろいろ調べてみたところ、「識別名」の設定はUUIDを使用する方法が良いらしいのでこれを選択。
Unix使いの人からすれば「当然じゃん!」ということが原因で悩んでいたワケですが、OSを乗り換えるとこういうことが起こりますね。
辞書検索周りのツール
仕事柄欠かせないのが辞書関連のツール。
LongmanやCollins Cobuildなどの英英辞典の付属CD(DVD)は、Linux用の検索ソフトが入っているものもあるようですがWine越しにWindows版をインストールして動かすのが一番簡単なようです。
システムソフト/LogoVista系の辞書もWineでOKな模様。
また、Oxford Advanced Learner’s DictionaryをVirtualBoxの仮想マシン上で動くWindowsにインストールしたところ、「正当なCDからインストールされてないから起動できない」という意味のエラーが出ました。
どうも仮想マシン上へのインストールだと、オリジナルのCD-ROMを違法コピー物と勘違いしてしまうケースがあるようで。
それから、基本的な辞書が多く出ているEPWING/EB形式の辞書データを検索するツールとしては定番のEBViewを導入。
これ、随分昔に開発が止まっているみたいなんですが、このあたりは枯れた技術だと思われるので問題はなさそうです。
ただ、基本的な語義や語法のチェックだと、Emacsにlookup.elを入れて使うのが安定感その他の点で好ましい気もします。
参考サイト: ubuntu の emacs に lookup.el
しっくりと馴染むところまではまだまだですが、とりあえずは良い感じで使っていけそうな雰囲気ではあります。
おそらくブログネタもたくさん出てくると思うので、しっかりと書いていきたいところですな。