メインマシンを入れ替える機会に強化したいと思っていたのがデータのバックアップの体制です。
これまでのデータのバックアップは、
- 現在進行形で扱っている仕事関係のデータはSugarSyncに同期
- 納品済みの案件その他の業務関係データは別の内蔵HDD(旧マシンから転用)にミラーリング(WindowsでBunBackupというソフトを使用。1日3回ミラーリング処理)
という形でやっていました。
その他、会計関係のデータなど、改変を加えずに長期保管が必要なものはCD-ROMなどに焼いていましたが、この処理が結構面倒くさいんですよね。
バックメディアの容量の関係から、「何をバックアップする」かの取捨選択が必要で、とりあえずそれが面倒。
ディスクをまるごとミラーリングして、なおかつネットワーク経由で外出先からでもデータにアクセスできるのが理想的です。
幸いに、というかなんというか、先日お亡くなりになったものに代わって購入した無線LANルーターには、USBストレージを接続してファイルサーバーとして使える「簡易NAS」機能がついています。
これが目的の用途に使えないか調べてみたんですが……。
ディスクフォーマットはFATのみ
USBに接続するストレージのフォーマットとして使えるのはFAT16/32のみ。
もはやPCでフォーマットするには専用のツールを探してこないといけないレベルのレガシーなフォーマットです。
最大ファイルサイズが4GBというのはちょっと困るケースが出てきそうです。
それからこのルーターにつないだストレージにアクセスする方法ですが、設定した「コンピューター名」を使ってアクセスするしかない模様。
IPアドレスでアクセスができないため、Linuxの起動時にマウントして自動的にバックアップ先として使う、という方法がとれません。
(何か方法があるのかもしれませんが、できたとしても一筋縄ではいかないと思われ……)
出先からのアクセスには別途サービスへの加入が必要
それから、出先から(WAN経由で)アクセスしようとすると、ダイナミックDNS(DDNS)のサービスを利用することが必要になります。
無料で利用できるサービスもありますが、この機種が対応しているのは「お名前.com」か「BIGLOBE」の有料サービスのみ。
本物の(という言い方も変ですが)NAS(ネットワーク対応HDD)の場合、メーカー側がこのDDNSに代わる機能を無料で提供しているところもあるようで、長期間にわたってフルに活用していくとすればいろいろな点でこちらの方が良さそうです。
というワケで、旧マシンから取り出した500GBのHDDは、USB接続の外付けHDDケースに入れて新しいメインマシンに接続し、バックアップに使うことにしました。
RAID機能を含むNASは2万円弱くらいから構築できるようなので、近いうちに導入する予定。
導入したら、またレポを上げたいと思います。