打ち合わせメモや読書メモなどのメモ取りには、以前から4色ボールペンを使っています。
特に読書メモをとっているときには、読んでいるときにポカンと出てくるアイデアなどを書き留めるのに、黒・赤・青の3色以外の色が欲しくなるケースが結構あります。
なのでメモ取りには4色ボールペン。
4色ボールペンもいろいろな製品が出ていますが、3色のものに比べるとどうしても種類は少なくなります。
その中で「これは!」というモノを見つけるのは結構ハードルの高い困難な作業になります。
「持つとスイッチが入る」というのが重要ポイント
書き味や筆記線の太さだけが問題ならそれほどでもないんですが、私の場合、筆記具は「持ったときにスイッチが入った気分になれる」というのが重要なポイント。
単なる記録目的ではなく、アイデア出しや頭の整理をするときには、大多数を占める「事務用品」然とした多色ボールペンはどうもしっくりきません。
特に違う色の芯を出すときの音が「パチン、パチン」という「いかにもプラスチック」な感じだと、気分がかなり萎えます。
となると、ちょっとお高めのハイグレード製品を、ということになるんですが、3000円〜あたりの「やや高級」クラスの多色ボールペンには4色のものがほとんどありません。
メジャーなところではLAMY 2000があり、4C規格の替え芯が使えることもあって良さそうだな、と思ったのですが……。
「継ぎ目のところで折れた」という話がネット上に散見されたので、耐久性の点でアレかも、と思って見送り。
パイロットの「EXECT」がいい感じ
で、いろいろと探しまわった末に、とある文具店で見つけたのがパイロットの「EXECT(エグゼクト)」の4色ボールペン。
4色ボールペンにしてはスリムで、一般的な単色のノック式ボールペンと同じくらいの太さ。
金属ボディなので、持つとそれなりに「ずっしり」としていて、手に取ると気分が高まります。まさに「スイッチが入る」感じ。
芯の出し入れが回転式なので重心がやや高い位置にありますが、筆記時の長さが短めなので、重心がうまく掌の中に落ちるので、書くときの感触は悪くありません。
芯が4C規格で、PILOTの替え芯は順次「アクロボール」と同じ低粘度インクの「アクロインク」に切り替わりつつある、という情報があったのも決め手になりました。
ただこの「EXECT」、2014年までで生産終了となっていて、後継になっているのは「RiDGE」という製品。
丸みのあるデザインの「EXECT」に比べると直線的な外観になっていますが、店頭でちょこっと持ったところ、手にした感触はよく似ているようです。
ハイグレードの多機能筆記具だと、3色+0.5mmシャープペンシルという組み合わせが多くて、4色ボールペンはホントに少ない。
4色ボールペンの方がどちらかというとニーズが多いんじゃないか、と思うんですが、どうなんでしょうね?
もう少し選択肢が増えてくれると嬉しいんですけどねぇ……。