勉強の方法は人によって違うと思いますが、私はテキストの類に(アンダーライン以外の)書き込みを結構入れる方です。
特に語学の場合には、1冊の教材をアタマから何度も繰り返し通しでやるパターンが多いので、ノートにまとめたりせずテキストに直接いろいろと書き込んでいきます。
テキストに書き込むときには、当然その余白を使うことになるので、どうしてもスペースが限られます。
限られたスペースに多くの情報を書き込もうとすると、アタマの中で書く内容を整理する必要があるので、それが結構いいトレーニングになる、という面もあります。
しかし、どれだけ整理しても限界はあるので、限られた余白に多くの文字が書き込める細字の筆記具はありがたい存在。
線幅が細くなれば、書き込める量が大幅に増えます。
最近は消せるインクの「フリクションボールスリム 038」を愛用していたんですが、これよりさらに細い字が書ける「Orenz(オレンズ)」(ぺんてる)の0.2mmを買ってみました。
これ、思っていた以上の「激細」で、私の目的にはぴったりでした。
3mmマスにらくらく文字が書ける
どこまで小さい文字が書けるか試してみましたが、0.3mmのシャープペンシルで漢字を書くと3mm四方のマス目に収めるのは至難の業。
0.2mmの「Orenz」では、3mm四方でも余裕があります。
アルファベットやかな文字なら2mmマスでもいけそうです。
ちなみに「フリクションボールスリム 038」は3mmマスに書き込むのはムリ。どうしてもはみ出します。
芯がまったく折れない…ワケではない
芯を細くすれば細い線が書けるのは当たり前なんですが、シャープペンシルの場合は芯を細くすると折れやすくなります。
そこのところを「パイプから芯を出さないで書く」という方法で解決したのがこの「オレンズ」。
確かに、書いているときにはパイプが紙に引っかかってたわんだりすることもなく、芯が折れる不安なく書いていくことができます。
ただ、やはり芯がこの細さなので「まったく折れない」というワケにはいかないようです。
使ってみたところ、落下させた衝撃で芯が折れたりすることが時々あります。特にパイプを出しっぱなしの状態にしておくと折れやすいような気がします。
机の上に落とした程度の軽い衝撃でも折れることがありました。
まぁ、この芯の細さなので、これは使う側が注意を払うべきことだとは思いますが、過剰な期待は禁物です。
折れて芯がつまってしまうと、細々した作業をしなければならなくなるので……。
替え芯のケースは改善の余地あり
それから、替え芯がちょっとした鬼門になっています。
一般的なプラのケースに入っているのですが、芯が静電気でケースの内壁に張り付いて、なかなか取り出すことができません。ケースを振ったり何かにぶつけて出そうとすると、その衝撃で芯が折れます。
この点は、紙筒のケースにするとか、メーカーさんに何らかの対策をとってもらいたいところ。
とりあえず私は、細い綿棒を使ってそーっと引き出していますが……。