TOEIC/英検に向けてやった勉強法をいくつかご紹介しましたが、すでにある程度学習してきている人にとっては、目新しいものはなかったのではないかと思います。
オーソドックスな勉強しかしていないので、勉強の方法自体はすでに広く紹介されていて、今さら特筆するべきようなことはしていないんですよね(何か特別な方法が出てくるんじゃないかと期待した方、ごめんなさい)。
ただ、「何を」「どのように」勉強していくかという戦略については、言及している参考書が見当たらないため、自力でいろいろと考えました。その中から、学習方法について考える際のヒントをいくつか挙げておきましょう。
- 課題を小分けにする
勉強する課題(ターゲット)を、ある程度小さく絞り込みます。
たとえば語彙力の強化なら、「基本単語について知識の精度」とか「8000語超レベルの動詞」とか。文法なら「冠詞」「前置詞」「話法」といった文法書の目次(単元)で絞り込むのもひとつの手です。
外国語を学習してある程度のレベルにまでなると、どこかに穴があっても気付きにくくなります。学習テーマを絞って個々に勉強していくことで、その穴を発見してつぶすことも可能になります。
- 全体の関係を見通してみる
課題を小分けにして学習する一方で、全体の関係性を把握することも必要です。
特に文法は、個々の単元だけ理解するだけでなく、それらの相互の関係を把握して初めてひとつのシステムとして理解できるようになります。
関連項目をきちんと参照して読み込んだりして、個々の点を線でつないでひとつの大きな体系として把握していくことが重要です。
- しつこく繰り返す
外国語の学習については長い歴史があり、現在出回っている教材の学習法はそれなりの淘汰を経てきているワケで、(好き嫌い・向き/不向きはあるとは思いますが)どれも一定以上の効果があるはずです。
ある程度まで学習が進んでくると、多少の勉強だけでグンと実力が上がることはなくなります。グンと伸びるまでに必要な勉強量はレベルが上がるほど急激に増えていきます。
ひとつの教材を最低2回はみっちりと勉強してみてください。
しつこく繰り返しトライして初めて進歩を実感できるようになるケースが多いはずです。
……とここまでいろいろと書いてきましたが、ここのところ勉強の時間がさっぱりとれていない自分。
一連の記事を書くことは、いろいろと反省する良い機会にもなりました。
とりあえず、韓国語の文法書を読むところあたりから始めましょうかね……。