今日(2013年8月27日)午後、日本の新しい宇宙ロケット「イプシロン」が打ち上げられます。
昨日のNHK「クローズアップ現代」でも取り上げられましたが、低コストでの打ち上げを可能にしており、今後の衛星打ち上げビジネス戦略の中で重要な位置を占めるロケットです。
そういう実利的な面はさておき、やはりこういうプロジェクトにはワクワクしますね。
先日、JAXAの相模原キャンパスで、どうしても外部には出せない文書の翻訳をするために、1日缶詰となってきました。
相模原キャンパスは人工衛星や惑星探査機の研究開発を中心に行っています。
最寄りのJR淵野辺駅の改札を出ると、どどんと「はやぶさのふるさと 相模原」の巨大看板が迎えてくれます。
(写真を撮りそびれました……)
作業終了後、職員の方の案内で、衛星などの試験を行う「飛翔体環境試験棟」を見学させていただきました。
お盆明け直後ということで、あまり派手な動きもなく閑散とした雰囲気ではありましたが、何というか「最前線」の雰囲気がひしひしと伝わってくる場所でした。
昨今の世界の宇宙開発事情についてもいろいろなお話を聴け、楽しませていただきました。
来年打ち上げが予定されている「はやぶさ2」も、試験用チャンバーの出入り口からちらりと見えるその一部を拝んできましたよ。
(場所柄、写真撮影はNG)
イベントの時に、イプシロンロケットの大きさ(小ささ)を実感してもらうために作ったものだそうです。
幅(径)は小型車の幅くらい、全長は大型トレーラートラック程度でしょうか。
構内の生協では、「イプシロンTシャツ」(税込み2100円)も売っていましたが、これは購入せず。
(買っておけばよかったかと、ちょっとだけ後悔)
こういう巨大プロジェクトには、本当に多くの人がさまざまな役割でかかわっているワケで、リアルなその一端に触れることができたのは大きな経験でした。
微力ながら、そのさらに端っこのあたりでそういうプロジェクトに貢献出来れば、と切に思います。
ともあれ、今日の打ち上げが成功することを祈りましょう!
以上、息子が「宇宙飛行士になりたい!」と本気で言い出したらどうしよう、と考えたりしている大越でした。