先日、tumblrを徘徊していたらこんな記事に出会いました。
JISキーボードという喜劇
今小学校では、文科省の学習指導要領に基づいて、パソコンを取り入れた授業が展開されている。だいたい中学年から、早いところでは低学年から、キーボードを使っての入力を授業の一環として行なうことになる。
ところが、「ローマ字」を学習するのは小学校高学年なので、子供たちには日本語キーボードを使ったかな入力を教えざるを得ないんだそうである。そんなわけで、キーボードをJISにしないと学校案件が通らないので、日本で売られるPCはJISキーボードにしてしまうらしい。
2008年改訂の学習指導要領では、ローマ字は小学校3年生で学習することになっています。
上の記事は2009年3月のものなので、学校での授業については「それ以前の状況」のことを言っていると思われます。
ただ、「ローマ字を学習するより前にキーボードでの入力を習い始める(ことがある)」という状況に大筋での変化はない、と言っていいでしょう。
なので、初めてキーボードで日本語を入力するときには「かな入力」で、ということになります。
で、こういう懸念が出てくるワケですが……。
元々ローマ字入力の人は、英語キーボードかJISキーボードかは、記号の位置が多少違うぐらいで、慣れればそれですんでしまう。しかしかな入力しかできない人は、英語キーボードでの入力は難しい。
(同上記事より)
ネットをいろいろと検索してみると、「最初はかな入力で、ローマ字を学習したらローマ字入力に切り替え」という課程になっている模様(地域や学校によって異なると思われるので、正確に言えば「そういうところもある」というべきですが)。
おそらく、(学校でタッチタイピングを学習するとすれば)ローマ字を習ってローマ字入力になってから、ということになりそうなので、これは杞憂じゃないかなぁ、という気がします。
小学校低学年の子どもにJISかな配列でのタッチタイピングはかなり無理がありそう。
ただ、キーボード入力はPCを使う上での基本中の基本なので、そこのところを学校でどのように教えているのか、というのは気になるところ。
どうもまだ学校でタッチタイピングを教えるところまでは行っていないようなのですが、こういうスキルはさっさと身につけておいた方がお得なのは明らか。
息子には早い段階で教えてしまおうかな、と思ってます。
そのときは、英独仏語などのアルファベット系言語だけでなく、中国語・アラビア語・韓国語あたりの入力を覚えるときにも応用が効きやすいやはり「ローマ字入力」ですな。
ただ、使うとしたらやはりJISキーボードが無難なのか、というあたりについては、ASCII(US)配列派の自分としては忸怩たるものがあります。
学校のPCがJISキーボードを使っているのであれば、そこのところは合わせた方がいいんでしょうけどね……。