(バランスボールといえども)座りっぱなしは良くない!、ということで、Thinkpad T520(中古で購入、Ubuntuを突っ込んで使用)を使ってスタンディングデスクを組んでおります。
このThinkpad T520、画面のバックライトが(調整しても)Ubuntu起動時には最高輝度に戻ってしまい、少々不便を感じておりました。
で、調整する方法をあれこれ調査。
試行錯誤したものの、実は割と簡単な方法で実現できることが判明しました。
コマンドラインツール「xbacklight」
Ubuntuソフトウェアセンターからインストールできる「xbacklight」というコマンドラインツールがあります。
インストールして、ターミナルから以下のように「-set」オプションでバックライトの輝度を最大輝度に対するパーセンテージで指定します。
xbacklight -set 80
[設定]→[セッションと起動]の「自動開始アプリケーション」にコマンドを登録しておけば、起動時にバックライトの輝度が自動設定されます。
grubを設定する方法も
Ubuntuで起動時の画面輝度を設定する方法としては、grubを編集する方法もあります。
- /etc/default/grub の GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT 行に「acpi_backlight=vendor」を追加(例: GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=”quiet splash acpi_backlight=vendor)
- grubを更新(sudo update-grub)
再起動すると、再起動前に設定された画面輝度が保持されます。
ただしThinkpadでは、この方法だと再起動前に調整した輝度は保持されるのですが、ハードウェアのキーによる輝度調整ができなくなってしまうようです。
(ArchWikiによるとパソコンのハードウェア側の問題の模様)
カーネルパッチも出てはいるようですが、とりあえず簡便・確実・安全に目的を達成できる方法を、ということで、この方法でいくことにします。