先日、このツイートを見かけた。
少なくとも、語学を楽しめる才能というのはあると思います。
楽しんで勉強できる人は強いです。私自身あまり得意じゃないので、楽しめるものを頑張って探しています。
これを読んでから、外国語学習の「才能」、というか「語学学習に向いている性格」「外国語を習得する際にお得になるスタンス」みたいなものについていろいろと考えている。
いくつもの外国語に手を出して食い散らかしている自分について、「なぜ、こうなってしまったのか」を振り返る意味も含めて、思ったことをまとめておく。
英語学習の「動機付け」の難しさ
何にせよ「学習」を始めるには、何がしかの「動機」が必要である。
特に自分の内側から生まれてくる「内在的動機」は重要。
外からの強制で「やらなければならない」と感じる外在的動機より、自ら「やりたい」と思うところからスタートした方が、いろいろな面で好ましい効果が得られるというのは、多くの人が経験していることだろう。
ただ英語の場合、日本ではこの「内在的動機」が生まれるよりも先に、「学校の科目にあるから」「これからは英語くらいできないとマズいから」といった外在的な動機で学習を「始めさせられる」ケースが多い。
そこから先、なかなか内在的な動機を持つ機会がないまま、惰性で勉強し続けざるを得ないようになっている場合が多いんではなかろうか。
まぁ、「学校でやらなきゃいけないから」学習している科目は他にもあるから、これは英語だけに限った話ではないが、子どもたちにとってあまり幸せな状況でないことは確かだ。
モチベーションを上げる秘策は……
「やらなきゃいけない」というプレッシャーの中で、内在的な動機付けをしていくのが難しいのは誰にでもわかる。
学校の定期試験や検定試験などのマイルストーンを目標にモチベーションを高める、という手もあるが、やはりいくらかでも学ぶこと自体を楽しめるような目標が欲しい。
だが、正直なところ、外国語学習についてモチベーションを高める「万能の秘策」はない。
強いて言えば、言葉は「道具」なので、自分が好きな分野の世界を広げるのにその道具を使っていくことでレベルを上げていく、という方法くらいか。
この手にしても、人によって興味・関心の向いているフィールドが違うから、いつも使えるとは限らない。
「嫌いにならない」方法ならあるかも……
しかし、モチベーションを上げて「好き」になることはできなくても、嫌いになってしまうのを防ぐ意識・考え方はありそうな気がする。
私自身、ものぐさながら嫌いになることなく、いくつもの外国語に手を出して学習を続けているからだ。
そのあたりを入口に考えてみると、いい方法が見つかるかもしれない。
(この稿、続く)