[U]ストレス解消にはアタマの中から「言葉」を消す!

仕事柄、だいたいいつも「言葉」をあーでもない、こーでもない、といじくっております。
まぁ、慣れた作業ではあるのですが、長時間続けているとさすがに疲れます。
疲れる、というか、思考の流れがよどんできて、先に進めなくなる感じ。

経験的に言って、「言葉を使って考える」というのは、結構大きなストレスを心身に与える行為です。

先日参加したOpen Innovation Boot campでそれを改めて痛感しました。

2日間、アイデアを形に(つまりは言葉で説明・共有できるように)する作業をみっちりとやったら、ホントに「もう一言もしぼり出せません」な状態に。

と言うことは、逆に「言葉をアタマから追い出す」ことが、この種の疲労やストレス解消の鍵になりそうです。

実は、少し前からこういう「アタマから言葉を追い出す」効果のありそうなことをいくつか試してきているのですが、その中から「コレは良い」と言えるものをご紹介したいと思います。

ストレッチ/筋トレ

ストレッチや筋トレを効果的にするには、「伸ばしている/使っている筋肉を意識する」ということが言われます。
筋肉がどのような状態になっているかに感覚を集中すると、自然に「言葉を使って考える」ことは止めているはず。

絵を描く

最近ふと思いついて始めたのですが、思いの外効果があります。
私は手軽な静物の鉛筆デッサンをやってみているのですが、「目に見えているモノの形を手で再現する」という過程には、言葉が介在する余地がほとんどありません。
そのため、集中してくるとアタマの中から「言葉」が消えている感覚になります。

坐禅

本来、ストレス解消のためにやるものではないとは思いますが……。
坐禅は、「思いや言葉が頭の中にない状態」である「禅定」を目指して行われるものなので、「アタマから言葉を追い出す」ためのノウハウの集大成と言えます。
興味のある方にはとりあえずこの本がお勧め。

実践!「元気禅」のすすめ」
玄侑 宗久 樺島 勝徳
4796642811

考えてみれば、世にあふれている「ストレス解消法」のほとんどは「言葉で考えることを忘れて、カラダをリラックスさせる」ことが主眼になってますよね。

日常の中で「言葉を忘れる」時間をちょこちょこと作っていくと、結構バカにできない効果がありそうです。

 

以上、とは言えたまにはドカンと豪勢なストレス解消もしたい、大越でした。

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