お寒うございます大越です。
日記帳代わりのトラベラーズノートで使う万年筆の候補として、パイロットの「カクノ」を試しに使っております。
1週間ほど前に「インクフローが多すぎて、文字がにじんでしまうことがある。これはちょっと使えないかも……」という記事をアップしました。
その後も引き続き使ってみたのですが、時間の経過とともに印象が変わってきました。
使い始めて3日目あたりから、インクフローが落ち着いてきて、にじみを心配しなければならないほどではない感じに。
まぁ、手持ちの他の万年筆/インクの組み合わせに比べるとインクが「よく出る」方ではあります。
それでも、乾くのに若干時間がかかりますが、書いた文字そのものに問題は出なくなりました。
ニブ周りにインクがなじんで、インクの流れが安してきたためでしょうか。
これまで使ってきたラミー、カヴェコでは、使い初めからインクフローが安定していたのですが、考えてみるとこれらは今回の「カクノ」に比べるとペン先がかなり太目。
やはり細いペン先だと、インクがなじんで流れが安定するまでしばらくかかることがある、ということなんでしょうね。
こういうところが万年筆の面倒くさいところでもあり、「味」でもあるんでしょうが。
ともあれ、これで「カクノ」を「色彩雫」との組み合わせでトラベラーズノートに使える目処が立ちました。
インクフローが安定すると、なめらかな書き味としっかりホールドできる軸形状の良さがさらに際立ちます。
ペンホルダー(M)にもぴったり入る(若干キツめ)ので、ゴムを引っ掛ければ一緒の持ち歩きも安心です。
これで常用のノート類とそれに使う筆記具の基本ラインアップが完成。
心置きなく新年を迎えられそうです……!?