ソチ五輪のフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得した羽生結弦選手。
いささかタイミングを逸してしまっていますが、なにはともあれおめでとうございます。
彼が何やら「ピップエレキバン」のようなものをカラダに貼り付けて演技している、というのが一部で話題になっているようですが、「置き鍼」を使っているようですね。
朝日新聞: 「けがなく成長」 羽生、体の弱さと向き合い頂点へ
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喘息持ちのため、肺周りの筋肉を軟らかくして呼吸をラクにするために始めたとか。
「置き鍼」は効果大
この「置き鍼」、正式には「円皮針」というもので、実は私も愛用しております。
太さ0.2mm、長さ0.5~1.5mmくらいの小さい針にシールが付いたもので、エレキバンの磁石の部分が針になっているようなもの。
最初は、腰痛&肩こりで受診していた行きつけの整形外科の先生に「こんなのあるけど使ってみる?」ともらったのがきっかけでした。
(こういう整形外科医、珍しいみたいですが……)
本当はいわゆる「ツボ」にきちんと貼るべきなんでしょうが、私の場合は「とりあえず凝っていて痛いところ」に貼ってます。
効果はかなりのもの。
ガチガチになって頭痛がするような首の凝りがかなり緩んでラクになります。
当然ですが、貼っている間は効果が持続するのもいいところ。
スポーツ選手が競技中も使って結果を出しているところをみると、これとストレッチを組み合わせると効果が上がるかもしれませんね。
はがすときに要注意
貼るときにはまったくと言っていいほど痛みはありません。
針が長いタイプになると、はがすときに針をうまく真っ直ぐに引き上げるようにしないと(若干ですが)痛みを感じます。
個人的な経験ですが、針の長さが1mm未満のものであれば割と無造作にはがしても大丈夫です。
シールはしっかりしていて水にも強いので、入浴もOK。
私の場合、10日くらい貼りっぱなしのこともあります。
最初にこれをくれた整形外科の先生は「『2週間くらい貼りっぱなしで忘れてた』って人もいる」と言っておりましたが……。
ただ、この「置き鍼」、小さいとはいえ「針を皮膚に刺す」ワケですから、注意が必要です。
法的には、鍼灸師以外の人が「鍼治療」を行うことはできないので、一般人が自分以外の人に「置き鍼」をすると「傷害罪」になり得ます。
(法律上は、なので、実際に罪に問われるかどうかは微妙らしいですが)
お約束ですが、「使うなら、きちんと調べた上で自己責任で」ってことで。
最初は鍼灸師に相談して、いろいろと教えてもらってからの方がいいでしょうね。