[U] ゼロから「使える英語」をモノにする(2)〜「中学英語だけでこんなに話せる!」は本当か?

「英語が使える」と言えるのは、どのレベルから?

どのあたりまでの能力を身につければ、コミュニケーションの道具としてその言葉を「使える」ようになったと言えるのか。
まず「目指すべき状態」はどのあたりなのかを探っていこう。

日本の英語教育の場合で言うと、実はコミュニケーションに必要な文法知識の枠組は、中学校卒業レベルでほぼ網羅されている。
基本的な枠組は、中学校卒業までに習うことになっている。

語彙力の点でみると、中学校で習う語彙が1000語弱、英検3級(中学校卒業レベル)の出題範囲が約2000語とされている(合格に必要なのが1200~1400語)。

この語彙数で、日常的な会話の75%程度をカバーできるらしい。

基本的な枠組の知識と、全体の75%を把握できる語彙。
これがあれば、何とかそれなりのコミュニケーションができそうな気がしてこないだろうか?

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[U] ゼロから「使える英語」をモノにする(1)〜「英語が使える」とはどういうことか

「英語が使える」といったときに、イメージするのはどういう状態だろうか。

妙に抑揚が強調された感じの英語で将来の夢を語る小学校低学年と思しき女の子?

海外旅行先と思われる場所でちょっとしたトラブルに遭遇し、地元の人に助けてもらってちょこっと英語で言葉を交わす石原さとみ?

記者会見でとつとつと明日のラウンドについて語る石川遼?
(どれも古いCMの例ですまん……)

こういうCMを見て「せめてあの程度には……」と考える人は結構いるんじゃなかろうか。

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[U]「好き」から始まり広がる世界〜読書メモ「キリン解剖記」

キリン解剖記 (ナツメ社サイエンス)

キリンが好きな少女がキリンの研究者となり、キリンの謎をひとつ解き明かすまでの物語……なのだが、いやもう面白い。
とあるブログの書評で存在を知り、気になって購入したらその日のうちに一気読みしてしまった。

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[U] ゼロから「使える英語」をモノにする〜はじめに

英語に加えて韓国語を学習し始めて10年以上になる。
さらにここ2年ほどで、興味のおもむくままフランス語、アラビア語、エスペラントに手を広げてしまった。

外国語をゼロから新しく学び始める、ということを何度かやってみた目で見てみると、日本で英語を学ぶ、というのは相当にしんどいミッションだな、と思わざるを得ない。
特に社会へ出てから英語を「使える」ようになろうと思ったら、かなりの試行錯誤・右往左往を覚悟しなければならない。

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[U] 読書記録 2019年6月

今月は洋書1冊を含め、何とか5冊に到達。

This Fight is Our Fight: The Battle to Save Working People (English Edition)
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