英語に加えて韓国語を学習し始めて10年以上になる。
さらにここ2年ほどで、興味のおもむくままフランス語、アラビア語、エスペラントに手を広げてしまった。
外国語をゼロから新しく学び始める、ということを何度かやってみた目で見てみると、日本で英語を学ぶ、というのは相当にしんどいミッションだな、と思わざるを得ない。
特に社会へ出てから英語を「使える」ようになろうと思ったら、かなりの試行錯誤・右往左往を覚悟しなければならない。
なんと言っても出版されている教材の種類と数がハンパではない。
読み比べると（場合によっては同じ著者によるものなのに）真逆のことが書いてあったり、他の学習法や教材をdisっていたりで、何が正しいのかわからなくなる。
また、基本的に「英語ができる」人が書いている上に、中学・高校で一応は英語を習ってきている、という前提になっているので、ゼロからきちんと学べる教材が非常に少ない。
中学生用の教材で学ぶ、という手があるにはあるが、入門から中級（の前半）あたりまでを3年間で学習するカリキュラムに沿っているので、大人が学習するには間延びしすぎている（あの時間のかけ方は子どもにとっても間延びしすぎじゃないかと思う）。
大人だけじゃなく、子ども（小学生以下）の英語学習もややこしい（大人以上にややこしいかも）。
学校（特に小学校）での英語教育が迷走していて、学び始めのところでうまく子どもたちを導けているようには到底思えない。
一方で子ども向けの英会話教室が乱立し、自分の子どもに対する実践をあーだこーだと語るブログその他も山ほどある。
ともかく情報が過剰なくせに、何が本当に必要なのかを指し示す人がいないものだから、どうすればよいのかわからない。
おそらく多くの人が感じているんじゃなかろうか。
以前このブログで、「TOEIC 900点への道」として自分の英語学習経験を書いた。
https://office-unite.com/2012/03/toeic-900_guideline/
これは基本的に中級レベル（英検準2〜2級あたり）からの人向けの学習方法を紹介したものだった。
今度は
「英語できません。でも、何とかしたいです」という人や、
「ウチの子には英語で苦労しないようにさせたいんだけど……」という親御さんのためになることを書いていこうと思う。
自分が他の外国語を学ぶ中で、だいたいどの言語を学習する場合でも共通する「外国語学習の本道」のようなものが見えてきたように思うので、これをベースにぼちぼちと書いていく予定。