[U] 骨伝導イヤホンを使ってみた

リモートワークの広がりもあってか、骨伝導イヤホンの人気が高まっているらしい。
自分の場合、散歩中にオーディオブックを聞くのに、周囲の音を完全に遮らないタイプのイヤホンが欲しくてしばらく前から候補には入れていたものの、いわゆる入門機と言われるレベルの製品でも1万円前後する価格に阻まれて手が出せなかった。

それがここに来て、実質5000円前後で購入できる製品も出てきたため、ちょっと手を出してみることに。

購入したのはこれ。

Vidonn F3 「最新版」 骨伝導イヤホン Bluetooth 5.0 ワイヤレスヘッドホン チタン合金 防水 超軽量29g こつでんどう ブルートゥース イヤホン 耳掛け式 両耳通話 スポーツ – グレー


Amazonで割引クーポンも出ており、5000円を切る価格で購入。

骨伝導イヤホンの購入をためらっていた理由として、価格の他に「メガネをした状態できちんと装着できるか不安」というのがあった。

実機を試してみることができれば一番いいのだが、なかなかそういう場所がない。
ただ、ウェブ上で見つかるレビュー記事などでは、自転車に乗るときにサングラスの上から装着している例がいくつも見つかるので、問題なく使っている人も多いようなので購入に踏み切った。

装着感は? 音質は?

実際に着けてみると、特に何の違和感もなく装着でき、問題なく使用できる。

基本的に「耳に載せているだけ」なので、かっちりとした安定感はない。感覚的には「すこし緩めの帽子」を身に着けている感じだが、特に激しい動きをしなければズレることもないので問題はない。

音質だが「良くはないが思ったほど悪くもない」というのが正直な感想。
高音・低音にフィルターがかけられているような音で、特に低音は圧倒的に量が少なく、クラシック音楽だとオーケストラ曲はちょっと無理。とはいえ、きちんとステレオで鳴るし、室内楽ならBGMとしては十分な音質だと思う。

オーディオブックを聴くには良いツール

骨伝導イヤホンは、多くの製品が「人の話し声」の周波数帯がよく聞こえるように調整されているっぽい。
自分はオーディオブックを聴くのが主な目的なので、これは大変に都合のいい特性である。

散歩しつつオーディオブックを聞いてみると、なかなかいい感じ。
4車線の準幹線道路沿いでも(多少音量を上げる必要はあるものの)きちんと聞き取ることができる。
再生している音声が耳の近くで聴こえ、それ以外のノイズは遠いところから聞こえてくる感じなので、目的の音にしっかりとフォーカスしつつ、周囲の音にも気を配ることができる。

外国語のリスニング強化にも(たぶん)良い

かなり昔のことになるが、英語のリスニング練習をするときに、両耳で聴くイヤホン/ヘッドホンではなく、片耳タイプのイヤホンを推奨している人がいた。あえてノイズを遮断せず、目的の音にしっかりとチューニングする練習をした方がいい、という理由だったが、経験的に言ってある程度は理にかなった主張だと思う。
そういう目的のためには、この骨伝導イヤホンはかなり適したツールだと言える。

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