マスナガさんのブログに興味深い記事がアップされてたのでシェア。
結婚披露宴の「ウェディングケーキ入刀」のシーンで、拍手が急激に減っているような気がする、とのこと。
理由は明白で、
「カメラをお持ちの方はどうぞ前へ」に応じる人が増えているから。デジタルカメラの普及に伴って
カメラを持っている人が増えたことに加え、
スマートフォンで簡単に撮影ができるようになったことも
大きな要因だと思います。
あぁ、確かになぁ……、と。
高性能のカメラが搭載されたスマートフォンに加えて、SNSの利用普及もこういう傾向に拍車をかけているんでしょうね。
思い出や記録を残したり共有したりする方法は人それぞれでいいんですけどね……。
何かというとみんなが一斉にスマートフォン取り出して写真を撮り始める、というのはイマドキ当たり前の光景ですが、「何だかなぁ……」と思ってしまうのも事実。
そういう感覚について、とても共感できる内容の記事がありました。
話は変わるが、私は3カ月に一度くらい、仲間を自分の家に呼んで、手料理を振る舞う飲み会をする。有難いことに、料理はいつも売り切れるのだが、料理やその時の写真を誰も撮ってくれない。SNSにも、あげてくれない。そこまで気にしてないけれど、なぜだろう?と、ちょっとだけ、寂しい感じがしていた。
でも、無理して食べたり、家に来てくれているのかもしれない。勇気を出して、その理由を友達に聞いてみる。すると、「美味しそうだから、(料理が)出て来たらすぐ食べ始めちゃって、気が付いたらいつも、(写真を)撮り忘れてる」と返してくれた。私は顔が真っ赤になって、ちょっとだけ涙してしまった。そんなことがあった。
このエントリの最後にある一文がすべて、という気がします。
写真に切り取られない出来事に、語られない思い出に、ロマンがあるような、気がしている。
たまにはスマートフォンをわざと忘れて出かけてしまってみる、っていうのも良いかもしれません。
マスナガさんのブログに埋め込まれていた動画をここにもあげておきます。
極端な描写になってますが、こういう雰囲気の光景って、いまでは結構どこででも発生しているんじゃないですかね。
以上、自戒を込めて……大越でした。