[U] 数学が開く世界への扉〜「はじめアルゴリズム」

いやはや、スゴい漫画が出てきたもんだ。

数学の天才的な才能を秘めた少年が、老数学者に見出されて本格的な「学問」としての数学の世界で成長していく物語。

現在出ている2巻まででは、その成長のほんの始まりまでしか描かれていません。
それでも、何と言うか、これから圧倒的なスケールで世界観が広がっていきそうな予感をビシビシと感じさせます。

古代ギリシャの時代には、数論・幾何学・天文学・音楽が「神の創り給うたこの世界の摂理を解き明かすための学問」とされていました。
そもそも数学は、世界のしくみを解き明かすために生まれたとてつもなくロマンチックな学問のはずなんだけど、大半の人には「学生時代に苦しめられたもの」という存在になってしまうもの(私も含めて)。

この物語は、数学のもたらす「世界を理解する喜び」を垣間見せてくれます。

一方で、現実の学問の世界では、才能のある者がどれだけ努力したとしても、必ず結果が出るというものではありません。
2巻では、そういう「結果が出ずに挫折した者の苦悩」みたいなものも織り込まれ、いい感じでバランスがとられています。

「算数は苦手」という息子(小1)に1巻を読ませてみたら何か感じるところがあったようなので、2巻も読ませてみる予定。

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